こんにちは。セツカです。
以前の記事でも触れた「HSP」というワード。
まだ数えられる程度しか記事を書いていないけれど、「ボク」を通じて「HSP」の話をしてみようと思う。
なぜならボクと「HSP」は切っても切り離せないような関係だからだ。
というわけで本日の記事のメインディッシュは「HSP」。
良ければ付き合ってみてほしい。
「HSP」なボク
「HSP」とはhigh sensitive personの略。日本語では「とても敏感な人」といったところか。
これはあくまでその人の気質を表すもので、病気の名称ではない。
この訳も間違いではないのだろうけど、ボクは「繊細なひと」と表現する。
「繊細なひと」という方が優しい感じがするし、何より自分に馴染む気がするからだ。
さて、「繊細なひと」は他の人と比べて何がどう繊細なのか。
HSPの概念を提唱したアーロン博士によると、この気質の根底には以下の4つの面があるそうだ。*1
ボク自身の話も交えながら紹介しよう。
①深く処理をする
この感覚を言葉で表現するのは少し難しい。
ボクと同じように繊細なひとなら、この感覚にはうんうんと、首を縦に振ってくれるだろう。
例えば、映画を観た後。
その世界観に引き込まれて、一日中、長い場合だと平気で2、 3日は映画の世界に浸っている。
旅行から帰った後もその感覚がある。
ただ楽しかったでは、終わらない。
もっと本質的な深いところで旅や映画の余韻を味わっている。そんな感覚だ。
役者さんで、役を演じ終えた後の私生活でも演じていた役が抜けないという話を聞いたことがあるが、そんな感覚にも近いかもしれない。
②過剰に刺激を受けやすい。
・人の多いところが苦手。
満員電車(最も、満員電車が好きな人はそうそういないだろうが)や混み合った映画館。(満席状態では映画の内容どころではなくなってしまうこともあるため、平日の人が少ない時間帯を狙って見に行くことがほとんど)
その他にもライブ会場に入る長蛇の列を見て、あまりの人の圧に参加を断念したり、学生の頃は教室にいるのも割と苦手だった。
大勢の人がいる場所に長時間いるのはかなり苦痛。
・相手の気持ちが何となくわかるときがある。
例えば家族が料理をしているときの包丁の音で、そのときの気分というか調子が何となく察せる。怒っていそうだとか、寂しそうだとか。
③ひとりの時間や静かな時間が必要
・学生時代の修学旅行での大人数の相部屋はプチ地獄。一緒だった子に特に苦手な子がいなくても、疲弊していた記憶がある。なおそれは今も変わらない。
・辛くても楽しくても人に会った後は一人きりの静かな休息の時間が必要。
(親しい友人と出かけたあとでも、一人の時間が欲しくなる)
身体的と言うより、心の方が楽しくても辛くても過剰に刺激を受けてしまい、休息の時間が自分の意思とは関係なく必要になる。そんな感じだ。
④ささいな刺激を察知する
・例えば部屋の照明が変わってしまったとき。
家族の食卓の照明が以前使用していたものより明るくなってしまった。
ボクは眩しいから以前のものに戻してほしいと頼んだが、家族には別に今までと変わらないだろうと一蹴されてしまった。
今にして思うとボクが「繊細なひと」だったから気になったのだということがわかるが、当時はそのことがわからなかった。
ボクには眩しさが気になり過ぎて食事どころではなかったので、この家族の反応には少し傷ついたのを今でも覚えている。
・天気によって感じる眩しさが異なる。晴れている日は然程気にならないが、特に曇っている日は、光が直接目に入り込んで来るような感覚がして苦手だ。
だからボクは外出するときはほぼ帽子をかぶっている。
以上が簡易的ではあるが「繊細なひと」の紹介だ。
ここまで読んでくれた人の中には全く共感できない、あるいはその逆の人もいるだろう。もし後者ならキミはボクのお仲間だ。
そしてこの「繊細なひと」の気質が、後のある出来事で重要な役割を果たすことになる。
ボクが「繊細なひと」だったのは、その出来事のためだったのではないかと思う位には。
この話はまたいずれしたいと思う。
今回の記事では「繊細なひと」の大変な部分の話が中心になったが、もちろん素敵な面だってある。「繊細なひと」に関連した記事はまた挙げるつもりなので興味があれば付き合ってみてほしい。
終わりに
毎度のことだけど、ここまで付き合ってくれて本当にありがとう。
読み手がいてこそのブログだと思っているので、少しでも読んでみてよかったと思えるようなブログを更新できるようにしたいと思っている。
(あとイラストの方も少しずつ上達していけるといいな…と)
さて、次回はどんな記事になるのか。
現時点では「お掃除」に関連する話になる予定。
もし違っても温かい目で見ていただけると幸いです。
それではまた次回の記事で。
*1:今回記事を書くにあたって以下の書籍を参考にさせていただきました。武田友紀、『繊細さんが「自分のまま」で生きる本 繊細さは幸せへのコンパス』、清流出版、2019、P18-19